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<CD> クリーヴ / セラピー?  CLEAVE / THERAPY?

¥1,500 税込

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1989年結成の北アイルランドのTherapy?はこれまで15枚のフル・アルバムをリリースし、全世界で200万枚のセールスを記録している。
ニルヴァーナを筆頭とした90年代初頭のグランジ・ムーブメントに乗じて活躍したバンドのひとつであり、デビュー以降何十年にもわたって同様のトレンドや数えきれないフォロワーを生み出み続けて来たことはこのバンドの価値を証明している。
ブラック・サバスのようなメインストリームからキリング・ジョーク、ハスカー・ドゥ、バズコックスのようなチームの影響をも吸収し、絶え間なく音楽の幅を広げている。

メンバーは;
アンディ・ケーンズ(vo/g)
マイケル・マッキーガン(b)
ニール・クーパー(ds)

*カタログ番号:R910013
*直輸入盤
*デジパック仕様
*収録曲
1. ベケットみたいにやっちまえ(Wreck it Like Beckett)
2. 悪徳政治(Kakistocracy)
3. 未熟(Callow)
4. 強制退去(Expelled)
5. 成功は生存なり(Success? Success is Survival)
6. 普通じゃいられない(Same Me from the Ordinary)
7. 松葉づえ(Crutch)
8. ひとり佇み(I Stand Alone)
9. ダムダウン(Dumbdown)
10. ノー・サンシャイン(No Sunshine)

<SHIGE’S VOICE>
70年代のロックで育った世代にとっては過激というか、乱暴というか…。
ところがよく聴くと細かいところまで作り込まれていて、視点を変えて聴いてみるととても良質なハードロックに聞こえて来るから不思議だ。
長いキャリアはダテじゃない。
1曲目の「ベケットみたいにやっちまえ」のベケット…はじめ、暗殺されたカンタベリー大司教のトマス・ベケットのことかと思ったがそうではなく、アイルランドの劇作家サミュエル・ベケットのことだった。このベケットは同じアイルランド人で『ユリシーズ』の作者であるジェイムス・ジョイスと親交が深かった。
THERAPY?はかつて「Potato Junkie」という曲でこのジェイムス・ジョイスのことを歌っていた。
バンドのメンバーが読書家なのかは定かではないが、意外にこうしたアカデミックな一面がこのバンドの音楽の魅力の根底に流れているのではなかろうか?

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