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<CD>セット・ザ・ワールド・オン・ファイヤ / キング・クリーチャー SET THE WORLD ON FIRE/KING CREATURE | Marshall Music Store Japan
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コーニッシュのハード・ロッカー、キング・クリーチャーのセカンドアルバム。
デビュー・アルバム『ヴォリューム・ワン』を発表し、2018~2019年はTherapy?やフィル・キャンベル、DOROらとのイギリス国内並びにヨーロッパのツアーに明け暮れた。
今回のアルバムではブラック・サバスやジューダス・プリーストを手掛けたマイク・エクセターとミューズやオアシスと組んでいたジョン・コーンフィールドがプロデュースを担当。
今日ではもっともホネがあるであろうサウンドづくりに集中した。
メンバーは;
デイヴ・ケラウェイ Dave Kellaway(vo/b)
マット・カール・ヴィンセント Matt Karl Vincent(g/vo)
デイヴ・エヴァンス Dave Evans(g)
ジャック・バセット Jack Bassett(ds)
*カタログ番号:R910036
*3面見開き紙ジャケット
*収録曲;
1. 荒廃(Desolation)
2. とりこ(Captives)
3. 賢人の言葉(Wisdom Told)
4. フォーリング・ダウン・アゲイン(Falling Down Again)
5. 嵐(The Storm)
6. アイ・クイット(I Quit)
7. デーモン・ウィズイン(Demon Within)
8. ノー・グリーティング(No Greeting Out Alive)
9. 美しき宿命(Beautiful Fatality)
10. 愚か者の恐れ(Fear of the Fool)
11. 永遠に生きる(Live Forever)
<SHIGE'S VOICE>
冒頭の「コーニッシュ」というのは「コーンウォール出身の」という意味。
コーンウォールはイングランド最南西端の町。
昔の炭鉱夫たちのお弁当「コーニッシュ・パスティ」は有名なイギリスの食べ物のひとつだ。
タイトルの「set the world on fire」とは「大成功を収める」という意味する慣用句。
デビュー・アルバムの『ヴォリューム・ワン』が相当当たったのであろうか?
「ハード・ロッカー」と形容されている通り、まさにサウンドはトラディショナルなハード・ロック・テイスト。
しかし、このアルバムにはそれだけで片づけることが全く不可能なほど幅の広い曲調のレパートリーが収められている。
2人プロデューサーを起用した成果なのであろう。
トラディショナル派のマイク・エクセターとコンテンポラリー派のジョン・コーンフィールドの持ち味が実にいい具合に融合している風に聞こえる。
やっぱりいいね。
こういうサウンドにはこういう声がよく似合う。
ほとんどの曲でベースのデイヴがリード・ボーカルズを担当しているが、コレは上手ギターのマット・カールであろうか?凄まじいロック・ヴォイスも聞くことができる。
カッコいいわ。
ひとつ残念なのは、このアルバムをリリースした後、健康上の理由でリード・ギターのデイヴ・エヴァンスがバンドを脱退してしまった。
私、この人が子供の頃から知っているのでその後の体調が心配なんだけど、また自分のバンドでも立ち上げてMarshallならではの素晴らしいロック・ギターを聞かせてくれることを期待している。
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