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現代社会の連結性と激しさに対する不確かな将来と殺伐とした感覚がPress to MECOの新しいアルバム『Transmute』を作り上げた。
大きな注目を浴びた2018年の『疲労乾杯(Here’s to the Fatigue)』に続いての作品だ。
プロデューサーはClutch、Lamb of God、King Crimsonらの作品を手掛けたアメリカのMachine。
『Transmute』はヘヴィなパートは暴力的に、静かな面は美しく…まるで映画のような雰囲気が全体を叙情的に演出している。
*カタログ番号:MAR001CD
*直輸入盤
*3面見開き紙ジャケット仕様
*収録曲
1. トランスミュート(Transmute)
2. アナザー・デイ(Another Day)
3. いぶし棒(Smouldering Sticks)
4. 決意テスト(A Test of Your Resolve)
5. ヨチヨチ歩き(Baby Steps)
6. サボタージュ(Sabotage)
7. 期限切れ(Overdue)
8. 鉛(Lead)
9. 錆びた釘(Rusty Nails)
10. 黄金(Gold)
11. インタールード(Interlude)
12. 知る術(Way to Know)
13. 躊躇(Hesitation)
<SHIGE'S VOICE>
上の紹介文はナニを言っているのかわかりませんね?
書いた私もわかりません。本国サイトの英文を翻訳しただけで私のせいではありませんから!
私ならこう言うよ。
「このアルバムはいい!」
コレで済んじゃう。
どの曲もヒネリが効いていて、「今時のロック」としては簡単に片づけられないところが日本の若いバンドとは大きく違うところ。
やっぱり向こうではオリジナリティがないと通用しないんだナァ。
ポップなんだけどヘヴィ、ヘヴィだけどイージー、イージーだけどシリアス…みたいなボッ~と聴いているのがモッタイない感じ。
リード・チューンとなっている「黄金(Gold)」なんてのは正直すごくカッコいいと思う。
この感覚、チョット他にないよね。
録音も素晴らしい。
昔、レッド・ツェッペリンやエルトンジョンが古民家や古城のアンビエントを利用して録音した話が伝えられているが、このアルバムも同じ手法を採っている。
観光地として有名なコッツウォルズにほど近い、サイレンセスターというところにある「The Round Tower」なる16世紀に建てられた古い塔を利用してMECOの3人は録音に臨んだのだ。
画像に上げておいたのはそのレコーディングの風景。付属のブックレットからの引用だ。
コッツウォルズのチッピング・ノートンにはその名も「Chipping Norton Recording Studio」という超老舗の有名なスタジオがあるのだが、そっちは使わなかった。
プロデューサーのMachineは2003年のキング・クリムゾンのアルバム『The Power to Believe』を制作した人。
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